この日本の美しいスタジオの写真を見て、多くの人が日本最大の都市である東京のどこかにあるスタジオだと思ったことでしょう。
  スタジオのオープンにあたりSSL ORIGIN 32chを導入したTSUKIHANA SOUNDS STUDIOは東京から北に数十キロの栃木県足利市にあります。
  足利市は日本最古の学校が史跡としての残り、1300年以上前から良質な織物の生産地としても有名な日本でも歴史の古い町のひとつでこのスタジオのオーナーのホームタウンです。
  このTSUKIHANA SOUNDS STUDIOも織物工場の跡地に建設されたレコーディングスタジオです。

  このスタジオのオーナーは地元足利市でゲーム用サーバーの開発を中心に多くのゲーム関連事業を行うジェットブラックフラワーズ合同会社で、日本の多くの有名ゲームデベロッパーを支えている会社であり、この企業の代表で今回のスタジオ建設の中心人物である栗原氏は音楽大学出身の女性実業家です。

    TSUKIHANA SOUND STUDIOはジェットブラックフラワーズの音楽・サウンド制作事業のために作られたスタジオで、 完璧な音響施工を施した広いコントロールルームと大編成のバンドの録音も可能なほど広いライブルームは老舗の大型レコーディングスタジオと同等の規模を有しています。 設備もSSL ORIGINコンソールを中心として、フラッシュマウントされたGENELCスピーカーとスタンドに設置された最新のPMCスピーカーを備えています。

 

  そして何よりも特徴的なのはスタジオの内装デザインです。 この“Modern Japanese”スタイルを具現化したデザインはオーナーのこだわりによるものですがこのスタジオに利用されている障子(多くの日本家屋の室内ドアにつかわれている紙の一種)や聚楽壁(古くから日本の茶室に多く使われる壁の素材)大谷石(オーナーのホームタウン栃木県で多く採掘され、近代の日本の建築物に多く使われてきた石材。世界的にも著名な建築物 フランク・ロイド・ライト設計の2代目帝国ホテル本館にも採用されている。)など極めて日本的な素材は吸音や独特な音の響きなど音響的にもメリットがあるものでTSUKIHANA SOUNDS STUDIOがModern Japaneseな美しい内装デザインと音響効果を両立させた世界的にもまれなスタジオであることを証明しています。

   

  このスタジオを作ることをオーナーに決断させたのはSSL ORIGIN アナログミキシングコンソールです。 オーナーは当初このような本格的なスタジオを作るつもりはなかったと言います。 しかしながら、ORIGIN と出会ったことでレコーディングからミックスまでを1台で完結できるSSLコンソールの集大成ともいえる機能を感じ、本格的なレコーディングスタジオの建設を決心したと語ります。   TSUKIHANA SOUNDS STUDIOはオーナーの音楽に対する情熱と地元を愛する心とハイスペックなレコーディング設備が融合した素晴らしい施設です。

 

写真協力:ジェットブラックフラワーズ合同会社/ 株式会社 アコースティックエンジニアリング

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