グラミー賞をはじめ世界各地のレコード・オブ・ザ・イヤーを獲得しているポップスター Lizzo がニューアルバム “SPECIAL”のリリースに合わせて行っているワールドツアー ” The Special Tour ” では SSL Live L550 +、SSL FUSION とTHE BUS+ が使われています。
2022年9月に始まったこのツアーで、FOH エンジニアの Nick “Gauge” Todd と モニターミキサー Rico Gonzales の二人は SSL Live L550+ コンソールを使用しはじめました。 モニターミキサーの Gonzales は SSL Fusion プロセッサーと THE BUS+ コンプレッサーを併せて使用しています。 また、Todd も最近 FOH に Fusion を追加しました。
2014年から Stevie Wonder のコンサートで SSL Live コンソールを使用した経験がある Gonzales の提案によってこのツアーで L550+ を使うことになりました。 Gonzales は、何故このコンソールを採用したのか、また SSL Live コンソールの特徴や機能についても語っています。
「一番の理由は音質です。 それから、オンボードのプロセッシングとすべての EQ です。 以前は様々なアウトボードハードウェアを使用していましたが、SSL Live のオンボードプロセッシングを使うことでハードウェアが減ってきています。 ダイナミクスは、必要以上に “硬い “と感じることはないです。 とてもスムーズで、とてもアナログ的な感覚です。 Blitzer はベースと、キックとスネア、ドラムバスに少し使っています。 以前は、アウトボードのダイナミクス・プロセッサーを使っていましたが、SSL Live コンソールのプロセッサーだけでどれだけ使えるか試しています。」
FOH の Todd も、「依然と比べ音質が向上したのかこのコンソールでは EQ をあまり使っていないことに気づきました」とコメントしています。